ひとりがたり

日常のもの・こと・妄想など

ヒトゴロシノウタ

はじまり

こんな都市伝説を知っているかい?
ガラス玉のように透明で深い深い青緑色の瞳を持つ、死神の話さ。
彼は有名なヒトゴロシの被害者の一人。
ヒトゴロシに恨みを持った彼は死神として甦った。
けれど死神として生きるには自分もたくさん人を殺さなきゃならないのさ。
そうするうちに彼は自分を殺したヒトゴロシのことなんかどうでもよくなった。
魂の「色」にとりつかれてはじから魂を狩り始めた。
死神は人に乗りうつり、あるいは人に悪意の種を植え付け人を殺す。
1990年以降殺人鬼が増えたのはそのせいさ。
悪意の種を植え付けられた人間は殺人を犯し死神に魂を供給し続ける。
青緑色の瞳の死神は死神の中のシリアルキラーなのさ。
時には自分の仲間だって餌食にする。
僕がなぜこんなことを知ってるかって?
そんなの簡単さ、僕は奴に会ったことがあるからだ。
いやいや、あいつは僕の一部だからさ。


------------------横木泰之「都市伝説の真実1死神」より抜粋


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思い出したら書くお話シリーズ第一回。
ファン限定記事で100のお題で書いてたお話のなかに出てくる人が登場する。
続かなかったらこの記事削除だ。
今日の不可思議探偵団観て、ふと思い出した話。
そのうち続く…タイトルは私の書くお話はよくヒトゴロシが登場するから。
写メれないから暇つぶし記事。
寝よ。
ちなみにすべてフィクションです!