ひとりがたり

日常のもの・こと・妄想など

月椿

イメージ 1

光り射す

春の夕暮れ

眩しくて

東を向けば

春の月

椿の花は春を含み

しっとりと春の日差しに照らされる





椿という字は春を含んでいる。
春になると桜の陰でひっそり力強く可憐に咲き誇り、花ごと地面に落ちて朽ちてゆく。
何とも美しい、日本らしい気質の木である。
潔く首から地面に落ちたと思いきや、朽ち果てるまで花であろうとする頑固な執着心。
イイネ、そういうの好きだ。