ひとりがたり

日常のもの・こと・妄想など

Road to shibamata

4月26日の日記

ゆるゆると青梅線快速電車で青梅を飛び出した相方ユイトと私ミツアキは、いつも通り自由気まま風の向くまま道も調べず柴又へ向かった。

途中乗り換えの『御茶ノ水』駅では、早速途中下車。
私の「『ニコライ堂』よっていい?」と言う言葉に、相方は「良いよ」と二つ返事。
あぁ、いつものことだ。
撮影したかったが、『商業目的による撮影禁止』とあったため念のために教会事務所で了承をもらってから撮影をすることにした・・・が、それより先に何となく教会のとをくぐってしまった二人はその場のノリでミサに参加。
献灯料100円・・・まぁ、良いか。
教会の中は美しかった。
建築物の知識が全くないので、~調だとかそんな気の利いた表現はできないけれど、ステンドグラス配色、ロシア正教のロシアン十字、ゴージャスな装飾や美しい配色の聖人の絵、きらめくろうそくの光。
そんな物を観察していると、だんだん場の雰囲気に飲み込まれてくる。
とどめは、聖歌。
何をいっているかは分からなかったけど『アーメン』の部分で祭壇に向かって頭を下げる敬虔な信者の方を見ると、なんだか興味本位の自分がとっても申し訳ない気分になった。
しかし綺麗だ。
燭台ひとつにしても、美しい。
後ろ髪を引かれつつもミサを途中で抜けて、事務所に撮影の許可をもらいに行った。
事務所にはいるとニコライ堂グッズが売られていた。
奥を覗くと事務服姿のおじさん(袖には黒いアームカバーをしていた)が、そろばんをたたいて何かを勘定していたが、構わず話しかけると、あっさり許可してもらえたので、撮影した。
それが、この前アップした写真。

教会を出て、電車を乗り換え柴又へ向かおうと思ったら綾瀬が終点だった。
綾瀬と言えば、懐かしい。昔、柔道をやっていた頃都大会に出たんだけど、毎年一度は綾瀬にある『東京武道館』で試合をした。
あの頃試合を抜け出して遊びまくったビルがまだ残っていた。(幼なじみのお姉ちゃんと試合前に抜け出して先生にはこっぴどく叱られた)
乗り換えがめんどくさかったので、柴又まで歩くことに。
・・・ゆるすぎる!今考えると、ダメだろ、こいつら!
ふたりでのんびり道も調べず『あ~っと、線路沿いに歩けばきっと柴又まで行けるよ』なんて言いながら、ほんともう、観光客丸出しでカメラを持って歩き出した。
綾瀬を出て、道路標識に『亀有』を見つけると、『おぉっ!亀有だって!両さんだねぇ』と笑いながら歩き続けた。

途中、
イメージ 1『珍竹林』と言う名前の店を見つけ、ちょっとハイテンションになる笑いのハードルが低い二人組。
その後には『ホワイト餃子』というギョウザやさんがあった。
なんだ、微妙におかしい店名は。
でも、インパクトが強いから一度見たら忘れない。
営業的にはアリだ。

そんな物や、廃墟っぽい物や道や壁や草や気になる物をぽつらぽつら撮りながら進んだ、でやっと亀有へ到着!

イメージ 2両津勘吉』を記念撮影。
漫画まんまの両さんに感動しながら、撮る、撮る!
でもなんか、いまいち。
記念撮影だからいまいちでも良いか。
駅前で両さんを観察していると、道行く人がみんな両さんの写真を撮っている。
色々ネタ的な写真も撮れそうな予感。
カメラを構えて待機。
何枚か撮った。

駅前のマップで一応この後の道程を確認。
しかしお腹が空いた。

イメージ 3

こんなに食べ物やさんが並んでるのに、二人とも『柴又ご当地』を食べたくてがまんした。
変なところ食い意地が張っている二人。
そんなところも気が合う二人。
だから一緒に出かけるとぐだぐだ。
そこがまた良い

せっかくだから亀有公園見ていこう!と言うことで、商店街をうろうろ。
やっぱり漫画のまんまの街並みで漫画家すげぇ~と思ったら

イメージ 4
お祭りに遭遇。
それもそのままの表現されてたからかなり感動。
両さんが着てるはっぴをみなさん着ていた。
かっこいいなぁ、おみこしを担ぐ祭りも。

そんな寄り道をしながら、また進む。

次は金町を目指した。
・・・猫と戯れたり、線路沿いの道を見失ったり、住宅街を歩っていたらいきなり川にぶつかって河川敷も歩いた。(中側河川敷)
イメージ 5
とぼとぼ、お腹も減った。
ここでいつもの切り札!
『おしゃぶり梅昆布』登場!二人で飲み物を飲みながら梅昆布をモグモグ。
ちょっとだけ体力回復。
気づけば午後1時。
腹ぺこ。
けれど歩き続けた。
『ここはどこだー!!』と何度も叫びながら、二人は歩き続けたのだった。

<つづく>