ひとりがたり

日常のもの・こと・妄想など

おばカラス~小話風~

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どこからともなく飛んできたカラスが、窓のサンに留まろうとしたのかはわからないけど窓に近づいた。
その時私は『あいつきっと網戸に引っかかるな~』と思いながら眺めていたら案の定引っかかったw

そのカラスは網戸に爪が引っかかって悲痛な叫び声を上げていました。
カラス語で言ったら多分『助けてーママ~!!!』(スネオorトンガリ風)のような叫び声だったと思います。
とにかく、いつもゴミをあさり、人間をイカクする頭のいいカラスからは想像もできない情けない声でした。
それに気が付いた仲間達が助けようとするんだけど、どうにもならず。
やけになった仲間はなぜか通行人をイカク。(もうこれは八つ当たり以外のなにものでもないw)
更に悲痛になる網戸に引っかかったカラスの声。
どうにもならない仲間達のむなしさといらいらが頂点に達した頃、携帯を持った青年が道を通りかかった。
仲間のカラス、その青年がいらいら発散の良いカモだといわんばかりに頭上すれすれをイカクの声を出しながら通過。
青年が頭を引っ込めなかったら完全につつかれていた、しかもセリフは『ンだコラテメェ、仲間をあんな風にしやがってぇ』・・・って何もしてないけどね。
それを遠巻きに見守る私たち。
5分ぐらいじたばたしていた網戸カラスの爪が網戸から外れて落下、すかさず飛びよる仲間達。(でもあきれた風)
バカだろ~ふつう網戸に留まろうとはしないよね。
そんな都会のヒトコマなのでした。

原宿の裏道。お気に入りのショップへ向かう途中。