ひとりがたり

日常のもの・こと・妄想など

傘と溝

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5歳の頃ここに住んでいた。
ここは青梅の古い団地である。
団地の側溝にはなぜかよく、黒い傘が落ちて居たのだが大人になって再び訪れたときもまた、落ちていた。
ここが傘の終着地なのか、強い西日をうけて役目を終えた傘が横たわる。





おばけの出る部屋に住んでいた。
ドアが勝手に閉まったり、誰もいない部屋から足音がしたり、夜になると壁にでっかい目が現れたり。
また、下の階のおじさんが怖かった。
このころ、初めてのねんざもした。
家賃は安かったらしい。
保育園からはとても近かった。
生まれて初めて、いじめっ子をぶっ飛ばしたのもこの時期だ(いつも誰かに嫌がらせをしてないときがすまないようないじめっ子が居て、私もその標的にされてかみつかれたのでイラッとして突き飛ばしただけ)
けれど、3ヶ月で引っ越しをした。
引っ越しの前の日だったか、引っ越しの日だったかは忘れたが水場にモズが死んでいたのを覚えている。
我が家のちょっとした黒歴史である(笑)
というか、そのころの自分がちょっと変だっだのかも。
今はおばけよりも、宇宙人の方がコワイ。
実際にいるかもしれないから。


使用カメラ:MAMIYA6
企画発案:マチノキヲク『七人のキヲク』


ミツアキヲク:マシタミツアキ