ひとりがたり

日常のもの・こと・妄想など

東京写真美術館

世界報道写真展2010と古屋誠一さんの「メモワール」を観てきた。


世界報道写真展2010は、アフガニスタンの戦争の写真がとてもショッキングでした。
また、あのような現場に飛び込んでいく報道カメラマンをただすごい!と思うばかりです。
なんつーか、生ぬるい世界で暮らす私達が絶対に撮ることのできない一瞬を切り取っている。
命がけだからあんな写真が撮れる。
そう、感じました。
日常の部もあり、そちらは世界のくすっと笑うような日常からいろいろな社会の問題とかの写真があり、勉強になりました。
自然の部は一位のカワセミの写真が印象的。
水の中からとってるんだけど、魚を捕る瞬間が写ってました、すげー!!

メモワールは、古屋誠一さんの亡くなってしまった奥さんのまなざしが優しく寂しげで美しかった。
思わず泣いてしまいそうになりました。
動物の死体、咲き誇るコスモス、印象的だったのは仰向けに死んだ猫に蔓が伸びてる写真。
死と生が隣り合わせなんだなって思いました。
ねこも死んでるように見えない。
蔓に守られて眠っているようでした。

とても刺激になりました。
ココロをいい意味でかき回してもらえました。
古屋誠一さんの写真展はプリント写真のにおいがしました、フィルムで撮られた写真のニオイとアジとイロが私のココロに焼き付きました。
うん、またいこう!