ひとりがたり

日常のもの・こと・妄想など

雨粒

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雨の打ちつける駐車場


雨が降ってきて
誰に分け隔てなく
確実に
ぽつぽつ着地する

雨は誰にでも着地する
まるでそれが任務みたいに
パラシュートも使わずに
人の肩に
おでこに
唇に
時々めがねに
当たってはじけて
蒸発する

人のキモチみたいだ
当たってはじけて
蒸発する

パラシュートも使わずに
着地したら
痛いだろうな

掌に着地させる
ゆっくり握りしめて
掌に雨をなじませた
よく頑張ったねって
誉めてやった