ひとりがたり

日常のもの・こと・妄想など

2009-01-10から1日間の記事一覧

太陽にお別れを

窓の外で揺らめく葉が 陰になって揺らめいていた 目を細めると 誰かが手を振っているようで 太陽にお別れをしているように見えた

1.読書中毒の人

たとえば、音というものが目に見えた場合の話をしようか? それはきっと、無数の透明な光の渦だ。 何本もの光の筋が複雑に絡まり合い、干渉しあい、束になって鼓膜をふるわせている。 つまりはそう言うことだ。 目に見えなくとも確かに存在している。 読書中…

空をきる手

手を伸ばしても今は届かない その手は空をきるばかりだ いつかそこへ手が届くように 今はただまっすぐに

どこまで行きたい?

あてもなく電車に乗って どこまで行きたい? どこまで撮りに行こうか? 行き着く先はない 目的地の向こうに まだ道は続いている

テスト撮影・屋外晴れ夕方・露光30秒逆光

このアングルでデジカメ撮影をしようとたくらんでいた場所なのだけど、 今は、ピンホールのあまあまのピントの虜だ。 これはまぁ、コツをつかんでうまく行った方。 デジカメで撮らなくて良かった。 ファインダーは覗いていない、と言うかのぞけない位置。 な…

月明かりの部屋で

起きてしまい、寝られないので諦めてこんなことをしている。 いつもより月明かりが明るい。 雨のせいで、空気が澄んでいて月が冴えているからだろう。 透明な光が、誰にも今分け隔てなく平等に降り注いでいる。 夜みんなが寝静まったというのにだ。 月明かり…