ひとりがたり

日常のもの・こと・妄想など

眠い

ねぇ、空気で溺れそう 押しつぶされそう 私は深海魚? 見えない目 短い尾鰭 深海を漂うにはもってこい 最後には深海で朽ちてゆく

そんなきぶん

無性に詩が書きたい 言葉にしたい しなくてはいけない いいんだ たとえ無視されても 誰にも届かなくても その事実が大切

それに伴う苦痛

気持ちが熱を帯びている 何度も学習したはずだ しかし冷めることのない熱は 冬の夜気と共に さらに熱を帯びてゆく 頬が熱い、耳が熱い 心臓を焼き尽くすほどに 僕の中の誰かが 叫んでいるようだ 雨が熱を少しでも 冷ましてくれたらいいのに

天国、地獄、大地獄

子供の頃の遊びだ 地獄に落ちる確率の方が高い 天国、地獄、大地獄 私の名前は天国だった 懐かしい遊びです。 久々に思い出した。

蜘蛛の糸

目を開けた 木々の生い茂った茂みの中 起きあがろうともがいて 右手で蜘蛛の巣を壊した 蜘蛛の糸が指からほどけない 起きあがろうと もがきあがく 頭上に広がる 女郎蜘蛛の巣 よく見ればあたり一面 蜘蛛の巣に囲われていた 虫が嫌いなので 私は起きあがるこ…

病める心に光あれ

病んでいる知っている 編んでいる絡んでいる 好いている空いている 腹ぺこで死にそう 雨の音を聞いていた 知っている その先になにもないことぐらい 絡んだ糸が簡単にはほどけないことくらい

雨、降ってきた

このまま車の中で 車にぶつかる雨音を じっと聞いて 眠りにつきたい衝動に駆られた 運転席のシートに沈み込んで 目を閉じて 車体に当たる雨音は 金属音に近い しっとりと 湿り気を帯びる夜気 心地よいリズムで降り続ける雨 フロントガラスに集まる滴は あめ…

愚者

君の手を払いのけた私の 愚かしい行為に 君はただ佇んで微笑んでいた 私はできうる限りの方法で 君を傷つけ遠ざけようと試みた 浅ましくも愚かしい私 本当はその逆だったんだ 私は愚者だ 君のためにここにいる ふとマンガを読んでいて感化されたっつーか、描…