その木が見ていた景色
切り株があった
私がぴょんと乗れるぐらいの
太い木が生きていた証
まだ根を張っていた
私は切り株の上に飛び乗って
空を見上げ
辺りを見回した
この木が見ていた景色
私ぐらいの小さな木だった頃
この木は多分ひとりぼっちだったろう
空を見上げ
大きくなりたいと願っていたのかな
いろいろと木になりきって考えた
どんなに孤独でも
成長は止まらない
そのうち仲間も増えて
人が行き交うようになって
多分木は幸せだったろう
しかし急にその身が
人の手によって断ち切られた事は哀しかっただろう
--------------------------------------------------------------
井の頭公園の切り株の上、にて。
切り株にのるのが密かな楽しみです。
そこで写真を撮る。
木の記憶を切り取ってるようで。
自己満足かもしれないけど、好きなんです。
私がぴょんと乗れるぐらいの
太い木が生きていた証
まだ根を張っていた
私は切り株の上に飛び乗って
空を見上げ
辺りを見回した
この木が見ていた景色
私ぐらいの小さな木だった頃
この木は多分ひとりぼっちだったろう
空を見上げ
大きくなりたいと願っていたのかな
いろいろと木になりきって考えた
どんなに孤独でも
成長は止まらない
そのうち仲間も増えて
人が行き交うようになって
多分木は幸せだったろう
しかし急にその身が
人の手によって断ち切られた事は哀しかっただろう
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井の頭公園の切り株の上、にて。
切り株にのるのが密かな楽しみです。
そこで写真を撮る。
木の記憶を切り取ってるようで。
自己満足かもしれないけど、好きなんです。