ひとりがたり

日常のもの・こと・妄想など

忘年会シーズン

忘年会シーズン到来である。
私、女だてらにお酒が好きで一時は自分でこいつアル中なんじゃないか?と思うほど飲んでいた。(日常生活にほとんど支障はなかったが)
まずいくら消費してもつぶれないのがまずい。
そして、つぶれないコツに気づいてしまった自分もまずい。
とにかく3杯目までは食事と一緒にハイペース、よくしゃべる。
1杯目ビールは苦手なので、チューハイか、カクテルでだが、2杯目からは、果実酒、後は好きなの、で、3杯飲むとだいたいきいてくるので、しかもトイレ行きたくなるので、トイレ行ってだいたい立ち上がると気持ち悪いのはご愛嬌。
でもリバースしないので、じっとしている。
じっとしていると、酔拳のジャッキーのごとく飲めば飲むほど強くなる。
そして無口になり、ただひたすら飲み続ける。
日本酒を。
渋い、渋すぎる、20代半ばの女子である。
知人友達男性陣にさえ、日本酒でしめる人間はいないと聞く。
しめはちびちびイカか魚をつまむのが大好きだ。
日本酒を飲んだ後の頭のくるくるほわんほわんする感じ、たまらん。
だが、最近はそういう飲み方をやめた。
体に悪そうだからだ。
じいちゃんは肝硬変から併発したガンと高血圧による脳幹梗塞でなくなった。
そんな人の遺伝子を受け継いでいる私も、同じような病気にかかるおそれがある。
その当時は、まぁしんでもいいっしょ、生きててもなんか辛いし酒飲んで楽しく死ねりゃそれでいいよ。
と思っていた。
そんな生活を2年近く続けたように思うが、だんだん今のままではいけない、と考え禁酒をした。
梅酒ストック自宅用は特別な日用にストックし、日本酒は料理につかってもらった。
1年特別な日以外飲むのをやめていて、今年で3年目。
心なしか、私の中のうわばみさんがおとなしくしているように思う。
20代前半、あの頃は荒れていた。
忘年会シーズンがくると思い出してしまう。
そして、私の記録から抹消したくもあるが、忘れてはならない記憶である。
人間酒に逃げてはいけない。
やってらんなくともやっていけるものだ。