ひとりがたり

日常のもの・こと・妄想など

悪意

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金色の太陽が
真っ黒な雲の縁を
金色に焼いている
冷たい風が
頬を撫でる
悪意のこもった愛撫

あぁ ただそれだけのために
あぁ ただそれだけのために

何もかも
犠牲にすることは
なかったのに

あまりにもそれは情熱的で
あまりにもそれは非現実的だった

金色の悪意が
西の空に隠れる頃
ボクの恐怖は
拡大していった

朝になればまたやってくる
人々の中の悪意と
向き合わなければいけない

許されては居ないのだ
許されてはいけないのだ