ひとりがたり

日常のもの・こと・妄想など

世界はつながっている

私はおびえている。

世界を蹂躙しているこの疫病に。

まるでどんなに閉塞的な地域でも、世界はつながっていると再確認させるようなスピードで地球を蹂躙している。

水の上に垂らした原油のようだ。

この疫病がきれいに取り去られることはないだろう。

 

夫が都心で接客業をして働いている。

娘が保育園に通っている。

私は一番安全な会社の事務所で働いている。

何とも言えない気持ちになっている。

だからといって持病を持つ母に娘を預けるのはリスクが高すぎる。

もし、夫が通勤や接客中に疫病をもらっていて、そこから家族全員が無症状のウイルス保有者だったら…。

さらに言うと私は父と働いているので、もし私が無症状でウイルスを保有していたら父に感染し母にも…。

怖い。

恐怖でしかない。

働きに出たくない、保育園にも預けたくない、家に居たい。

しかし、先行きが見えず会社を休みにするわけにはいかない。

この先、どうなるのかな。

現場の方は外仕事なので、今のところ中止になったりはなさそうだ。

 

きっとみんなそうなのかもしれない。

先が見えない、足元は崖かもしれないところを灯りも持たずに歩いている状態。

ツイッターを見ると店舗を持っている人はどうするんだろうとか、フリーランスの手当てがどうとかみんな不安なんだなって思う。

いろんな職業があってしかるべきなんだよ。

たまたまリモートワークみたいなネットを使ってする仕事、ネットを使えばできる仕事をしてた人が今回は運がよかっただけ。

この疫病が教えてくれたことは世界がつながっているっていう事。

買い占めの件でも一人一人がいつもより多めに買ってしまえば、モノは必要な人に渡らなくなってしまうとかそういうことを再確認した。

小さなことでも、ひとりひとりの行動が世界を変えていく。

 

なんて大層なこと言ってるけど。

ただ疫病におびえている一人。

なので今日は買い物には行かない。

レタスとベビーリーフは欲しいけど、夫や子供を買い物客たくさんのお店に連れて行って買い物するリスクは避けたい。

ちいさなことが世界につながる。

小さなことから頑張る、気をつかう。

時々はめは外すけど、つながる世界で生きるために考えながら暮らそうと思う。