2008-12-15から1日間の記事一覧
寝た寝た! ご飯と薬の時間しか起きていなかった。 おかげで取りあえず、風邪症状が収まった。 でも、いつもより写真を撮った、どういうことだ。 GOHT映画化。 だいぶ前に知ったのだが書き忘れ。 乙一さん映画化ラッシュですな。 あと、これもだいぶ前の話題…
窓から顔を出し近所の駐車場の屋根を見下ろしました。 熱っぽい体にたまった熱を、夜気で少しだけ冷ましたかったのかもしれません。 もちろん、それが体にいいことだとは思っておりませんでしたが、冷たい空気だけでなく満月の光も非常に魅力的でありました…
100の内95話アップ完了!! 明日から、ホームページ時代にはまだ公開していなかった残り5話を一日一話ずつ公開していこうと思っている。 やっと終わったぞぉ!! 一番ふるいものから一番新しいものを駆け足で眺めてみると、あぁ、ほんと、20代前半あ…
「で?なんだってんだい、油屋の息子が」 「しらねぇよ、そのあとぁ、三珠川でどざえもんになっておっちんだとか、辻斬りに殺されたとかぁ、名前を変えて生きてるとかぁ、色んな噂が飛びかってる」 団子屋の竹吉の所では今日もこんなうわさ話が飛び交ってい…
抜き身の刀を持ちながら、梅吉は竹藪の中を駆け抜けた。 鞘なんてとっくにどこかへ行ってしまった。 とにかく着の身着のまま長屋から飛び出してきたので、着物も身につけず、草鞋すら履いていない。 目の前に薄ねずの袴に、ねず色の着物を身につけた一人の浪…
雨、しかも深夜だというのにカラスが鳴いていた。 ぼんやりとする頭で駅から自宅までの道を一人傘さしながら歩く。人気はない。 自宅近くの暗くなった飲食店外でやっと人を見かけた。 子供だった。こんな時間に子供が?と疑問を感じつつ通り過ぎようとしたそ…
オレンジ色の猫を抱えた、白いフリルやレースの沢山付いたワンピースを着たゆる巻きカールの黒髪に、エメラルド色の瞳の女の子が、ピンク色のバラに囲まれた庭を走っていった。 ひとえにピンク色と言っても様々で、サーモンピンク、コーラルピンク、チェリー…
頭から冷水をかけられて俯いたまま、薄目を開ける。 気が付くたびに殴られていたので、口の中は傷だらけで目もまともにあかない状態だった。 銃口をあごの下に押しつけられて、髪を鷲掴みされる。 畜生。 悪態を口にする気力すらない。 「死体は?」 俺の目…
真っ赤な目をした化け物かと思った。 あぁ、あたし知ってる、この子はきっと吸血鬼だわ。 その子はあたしと目があって、唇を片方だけつり上げた。 多分、笑ったつもりなんだと思う。 秀ちゃんはあたしをかばうように前に立っていた。 「あぁ、真下秀か、丁度…
走っている、何かから逃げている、いったいなにからだろう? 少女はそんな疑念を抱きつつ走っている、走りながらふと目がいった先に冬枯れしたサルスベリの木。 夏の間に伸びた枝はからからに乾いて北風に揺れていた。 少女はいを決したように、今逃げてきた…
独白 空を見上げ立ちすくんでいた。 これからどうすればいいのか、どうするべきなのか。 何もわからないまま、ただひろい青空を眺めていた。 「何も、覚えていないんです」 刑事が僕の顔をのぞき込んだ。 目があったが僕は目を逸らさずに続ける。 「気が付い…
見渡す限りの砂漠を歩っていた。 茶色い岩と乾いた草が少し生えている。 夜になればコヨーテが闊歩して、家畜や人を襲うだろう。 空はどこまでも続いていそうなくらい真っ青で、その中に昼の月が浮かんでいる。 わたしは逃げていた。 コヨーテよりも狡猾で、…
黒デニムにちょっとよれよれのトレーナーを着てその上に黒のジャンパーを着た黒髪短髪のめがねをかけた男は、頬に冷たい風を感じながら、丸々太ったふわふわの冬の雀を眺めていた。 真下蜜雪だ、彼は冬になると思い出す出来事がある。 いとこの真下秀が、殺…
街で売ってる合法と名のつくドラッグを口に放り込んで、頭を馬鹿にしたかったがきかなかった。 だから、ヘッドホンから流れ出る音楽を大音量で頭にたたき込みながら、おじに弾丸をたたき込んだ。 叔父の脂肪だらけの体が、のたうち回り、辺りが血の海と化す…
喫水線から下の部分、僕の記憶は深く深く沈み込んで、船体の重さで浮上出来ないでいた。 太陽のまぶしさで目を覚ます。 気分良好。 秋の冷たい風が、頬に当たる。 ここは何処だろう。 辺りを見回す。 分からない。 けれどもここは、船の甲板のようで、手すり…
さぁいこうか、これで何回目? 人を撃ち殺した。 義父のベッドの枕元には、レミントンのリボルバーが一丁しまってある。 僕はそれで義父を撃ち殺した。 僕の義父はマフィアのボスで、僕が義父を殺したと知ったらどうなるだろう? たかが15才のガキに、ボスが…
俺の名は、セメダロン31!!接着剤(セメダイン)とアイスクリーム(毎月31日は31の日!!で有名なあそこのが特に)が大好きな人造人間だ!! 今日も、俺は、アイスを片手に地域の安全と平和を守っている!! 守って・・・まも・・・あーごめんなさい…
海に転げ落ちた。 高い断崖の上から、真っ逆様に転げ落ち、突き出した岩に当たりバウンドしながら海に沈んだ。 多分、僕は死んでいる。 海が異様に熱かった。 傷口に塩を塗り込んでいるような感覚、熱湯をかけられたような感じ。 何とも言えない、とにかく、…